ストレスに弱いから、ストレスが関係するような病気はたくさんしてきた。
病気とは言えないかも知れないけど、幼稚園のとき吃音だった。
どもり。
最初の言葉が「あ、あ、あ、あのね」とかになっちゃうやつ。
これはね、子どもにとっていじめの標的になる。
からかわれるのが怖くて、とてもおとなしい子どもでいた。
幼稚園から帰ると、ダイニングでイスに座って、お母さんと言葉の練習をしたのを覚えている。
苦痛じゃなかった。
お母さんが、わたしのために作ってくれた貴重な時間だったからね。
友だちにはからかわれたけど、お母さんは幼稚園の先生たちに、「どもってることには、触れないで接してください」とお願いをしてくれていたらしい。(のちに聞いた)
吃音はチック症のひとつの症状です。
神経質な人に現れやすいと言われています。
いまも、あるよ。
緊張した時の、顔の痙攣。
瞬きが増えること。
これも、チック。
オネショも、そんなに頻回ではなかったけど、小学4年生まであった。
オネショと言うより、寝ぼけ?
2階で寝てたけど、寝ぼけて歩き回り、トイレじゃないとこで用を足しちゃうことが何回かあった。
眠りの浅い子どもで、夜中に目覚めては「死ぬのが怖い」と泣いたっけ。
そうそう、指しゃぶりもなかなか終わらなくって、ひどい時は親指以外の4本ゆび、全部咥えてた。
そのせいか、今も、いくらか出っ歯になってる。
10歳のお誕生日に、わがまま言って『おしゃぶり』を買ってもらった記憶が。
思春期からは、摂食障害、神経性胃炎、過敏性大腸炎、突然の失語、ヒステリー球。
出産を経て、育児ノイローゼから、うつ病。
最近では、ストレス性心筋梗塞とも言われた。
それでも乗り越えてきた症状もたくさんある。
だって今は、摂食障害だけじゃんね。
手強いけれど、ひとつだけになった。
精神科に行くきっかけになった『育児ノイローゼ』も、はたから見たら軽いものだったかも知れないけれど、わたしにとっては深刻だった。
はじめての子どもで陥ってしまった。
知ってる人もいるかと思うけど「ほんとは今、子ども欲しくない」と、当時の彼(元夫)に言われての妊娠発覚だった。
ひとりでも産む決意をして、結局は入籍もしたけど、産む前から不安が大きかった。
ただただ可愛いとだけ思えたらよかったかも知れないけど、出産の分娩台の上で、既に「わたしはなんて責任重大なことをしてしまったんだろう」と恐れおののいていたのを覚えている。
わたしはね、そんなに愛情いっぱい降り注がれて育ったわけじゃないから、やっぱり子育てには理想があった。
『この子を、天真爛漫な子にしたい』って。
それをお母さんに言ったら、「無理でしょ。あんたが天真爛漫じゃないんだから」と言われて撃沈。
出鼻をくじかれた。
抱き癖がどうたらこうたら言われる時代だったけど、わたしはできない時以外は、ずっと抱っこして育てた。
だから、腱鞘炎にもたびたびなった。
愛情だけは、出し惜しみしたくなかった。
生まれてすぐから、まいにち絵本を読んで聞かせた。
いつも歌をうたった。
「いい子だね」「かわいいね」「たいせつだよ」と言い続けた。もちろん本心で。
わたしは母乳がほとんど出なくて、だから母親失格な気がして、むすめに対して申し訳ない気持ちになったとともに、自信もなくしてったんだよね。
だから、離乳食とか、日々のご飯とか、仕事が忙しくっても手抜きしたくなくって、手作りにこだわったんだけど、それがいけなかったのかも。
食べてくれないと、イライラしたり悲しかったり、とにかく負の感情でいっぱいになる。
押し付けの愛情。
わたしが幼い子と2人切りで過ごすのが苦しくなるのと同じで、むすめだって充分息苦しかったんだろうって、今ならわかる。
それでもギリギリのところで、うまくやってたとは思う。
やさしいママと、笑顔の絶えないむすめって映ってたと思う。
まるでオママゴトだったんだけどね。
子どもが小さいうちは、結構そういう家庭、多いんじゃないかな。
次女が生まれてからの長女といったら、不安定そのものだった。
わたしの見てないところで赤ちゃんに暴力を振るって泣かせるし、
爪噛みがひどくて、3年間くらい爪切り要らずだった。
歯ぎしりも乳歯の長さが半分に削れるくらいひどかった。
夜驚症になり、毎日のように、眠った2時間後くらいに起きだし、泣き叫んで暴れた。
子育ての大変さを、まざまざと思い知らされた。
過ぎてみれば、ただの『赤ちゃん返り』だったんだろうね。
自分がお母さんから、もっともっとあからさまに可愛がられたい願望があったから、
やりかたは間違いだらけだったけど、すごく愛情を持って育ててきたと思う。
して欲しかったけど、して貰えなかったことをやり尽くした。
自己満足でね。
むすめにしたら迷惑だったことも多いと思う。
育児ノイローゼから抜け出した理由は、もちろん子どもたちの成長もあるけど、
2人を年齢で考えるのをやめたことが大きい。
『○歳だから、これができて欲しい』とかやめた。
『この子はいま、これを求めてるんだろうな』って、"この子"にとってのキャパを一番に考えるようにしたこと。
わたしはACだし、こんなオバサンになっても結構めんどくさい"お子ちゃま"だけど、
ちゃんと考えたり学んだりしたこともある。
摂食障害も、乗り越えて治したい。
太るのは、たしかに怖いし、
カロリーや体重とか、数字に支配もされている。
吐くことでバランスとってるって、本当のこと。
いつも何かに僻んで、人を信じられずに、ACも摂食障害もこじらせてきた。
それによって、たくさんの人やモノを失ってきた。
それこそが、母親失格だよね。
むすめがお嫁に行くまでに、健康になりたいから、
でき得る努力はしてみよう。
一朝一夕には治せないくらい、壊した身体だから、
人と比べないで、自分のペースを守る。
今日からもう一回赤ちゃん育てるつもりで、離乳食からはじめてみる。
自分の育てなおし🌱
昔のことばかり振り返って書いてる理由は、どこでおかしな道に進みはじめちゃったか反省してるから🌸